[読書メモ] 探偵が法律違反となる世界「真夜中の探偵」/有栖川 有栖

Posted by localpocky on 03.2011 書評/読書メモ   0 comments   0 trackback




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2011年9月刊。
有栖川有栖の長編ミステリー。なんと新シリーズですよ。
ページの側面が真っ青に塗ってあって、ブックカバーをしていてもよく目立つ本です。

探偵という行為が法律で禁止されている世界。
平世(へいせい)という元号をもち、北海道が独立して日本と対立している世界。
探偵である父親は警察に逮捕され留置場の中、同じく探偵である母親は行方不明。
17歳の娘は、母親を探すために自分も探偵になることを決心する…。

物語の設定が、ちょっと鼻についてしまいました。
全体的に暗いムードが漂っていて、火村シリーズとは対照的です。
火村シリーズでは、アリスの関西弁にホッとしたりしますが、こちらの世界ではあまり救いがありません。
何しろ、方言ですら国によって抑制されている世界ですから…。

殺人事件は、中盤をようやく過ぎた頃に発生します。
新シリーズの設定を説明する意味もあるのでしょうが、半分読んでもストーリーが大して進展しないので、「残りのページで物語が完結するんだろうか…」と心配しながら読み進めました。

行方不明の母親を探すというテーマと、木箱に入った溺死体の殺人事件がリンクしていないのが、痛いところですね。
ミステリーとしては普通に面白いのですが、前半の設定説明が長すぎるような気がしました。

…と、めずらしくネガティブなことを書いてしまいましたが、好きな作家さんなので、新シリーズも読んでいきますよ。
同じ日に発売された「闇の喇叭 (やみのらっぱ)」の方も読んでみなくては。

(2011/09/29 読了)

真夜中の探偵 (特別書き下ろし)

有栖川 有栖
講談社 2011-09-15
by ヨメレバ



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