[本] ライト、ついてますか―問題発見の人間学

Posted by localpocky on 14.2010 書評/読書メモ   0 comments   0 trackback




ライト、ついてますか―問題発見の人間学

ドナルド・C・ゴース
共立出版 1987-10
by ヨメレバ

1987 年の、古い本です。
SEの文書術【第二版】」という本で必読書として取り上げられていたのをきっかけに、読んでみました。

問題発見についての本。「問題解決」とはちょっと違うような気がします。

読んでいて、まるでミステリのようなスリルを感じるのは、なぜでしょうか。
翻訳本なのでクセがありますが、読み物として楽しめました。

エネルギー危機への対策として自動車の制限速度を引き下げた結果、事故死亡率ががたっと下がったが、その事実に直面するまでは、なぜ毎年5万人以上の人々が交通事故で死んでいるのかをはっきり知る人はいなかった、というエピソードが印象的でした。

人間、「気が付いていないことに気が付く」のは、なかなか大変ですよね。

本文とは関係ないのですが、ところどころに挿入されているイラスト(ちゃんと文字がローカライズされている!)が、なんだか妙にシュールです…。

■引用メモ

未熟な問題解決者は、きっと解くべき問題を定義する時間を惜しんで解答にとびつくものである。経験を積んだ問題解決者すら、社会的圧力にさらされると、この「急ぎたい」という気持ちに負ける。負けてしまえば、解答はたくさん見つかるが、それが解くべき問題の解答だという保証はない。(p.6)


たいていの不適合は、認識されさえすれば容易に解ける。(中略)人間というものは実に適応力に富んだものだから、ほとんどどんな種類の不適合にも身を合わせてしまう。ただしそれは、当人たちが実はそうでなくてもいいのだ、ということに気づくまでのことである。(p.60)


(2010/09/12 読了)


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