[本] 人間関係にうんざりしたときに読む本 ~どんなきつい相手とでもうまくいく対人心理術/杉本 良明

Posted by localpocky on 31.2008 書評/読書メモ   0 comments   0 trackback




人間関係にうんざりしたときに読む本

杉本 良明
日本実業出版社 2008-10-30
by ヨメレバ

2008年に読んだ本のベスト3に入る、いい本でした!
タイトルだけ見ると、ネガティブな印象を受けてしまうかもしれません。
サブタイトルの「どんなきつい相手とでもうまくいく対人心理術」の方が、この本の内容を的確に示していると思います。
(この本は、タイトルの付け方で、ちょっと損をしてしまっているかも…)

この本の言う「きつい人」とは、
 批判する・責める・文句を言う・ガミガミ言う・脅す・罰する
という手段を使って、自分と意見が異なる相手を変えようとする人(相手を批判することで変えられると思っている人)のことを指します。
相手を批判したり、感情的な言動が目立つ人、とも言えるでしょうか。
この本では、このような行動パターンを総称して「外的コントロール」と呼んでいます。

外的コントロールを行使する人と人間関係を保っていくためには、どのように接していけばよいのか?
ポイントとなるのは、「承認」と「加点主義」の2つ。
批判をせずに「承認」すること。
相手に対する期待感を捨て、「加点主義」をとること。

「承認」は、コーチングの本でよく見かける言葉ですが、
・「承認」=「ほめる」ではない。(ほめればいいというものではない)
・意見を肯定する必要はない。気持ちを分かってあげることが「承認」。
という考え方は、自分には新鮮に映りました。

「加点主義」は、筆者の言葉を借りれば、
「ゼロから出発して、期待感を捨てる」ということ。言い換えると、
「『相手はこういう人なんだ』という健全な絶望感から出発する」こと。
かなり割り切った考え方かもしれませんが、最初から相手に期待をしないことで、批判のネタが生まれず、予防線を張ることができます。

大事なことは繰り返し何回も出てきて、とても読みやすい本です。
会社の上司・部下の関係だけでなく、家族(配偶者や親子)の関係にも役に立つ内容になっています。おすすめです。

(2008/12/18 読了、2008/12/29 再読了)


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