[本] フリー ~〈無料〉からお金を生みだす新戦略/クリス・アンダーソン

Posted by localpocky on 22.2010 書評/読書メモ   0 comments   0 trackback




フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略

クリス・アンダーソン
日本放送出版協会 2009-11-21
by ヨメレバ

無料で使える、便利で高機能な Web サービスがたくさんある。

広告をクリックする人なんて一握りしかいないだろうし、ましてや有料会員になる人なんてもっと少ないだろうに。
なんで、サービスの提供を続けていけるんだろう?
…と疑問に感じていた。

その理由が少し理解できた。
この本では、そのような提供方法を「フリーミアム」と呼んでいる。

「フリーミアムとは?」
フリーミアムとは「フリー(無料)」+「プレミアム(割増料金)」の造語で、基本サービスを無料で提供することで顧客を広く集め、その何割かに有料で高機能のプレミアム版に移行してもらうビジネスモデルです。
(「フリー」公式サイト より)


なぜ、そんなことが可能なのかと言うと…

1. デジタルであれば大量に複製して配布する際のコストがほぼゼロ
2. そのため無料版を配布して最大可能数の潜在的顧客にリーチできる。
3. そのなかの数%の顧客が有料版に移行すれば、分母が大きいためにビジネスが成り立つ!
(「フリー」公式サイト より)


…なのだそうな。


この本の宣伝では「フリーミアム」のことがかなり強調されているが、本書の内容はそれに留まらない。

「ペニー・ギャップ」の話は、とても腑に落ちた。
「1ペニー(1セント)というとるに足らない値段がつくだけで、圧倒的多数の消費者の手を止めてしまう」(p.81) という。

自分の場合、App Store で無料のアプリをダウンロードするのと、たった 115 円の有料のアプリをダウンロードするのでは、心理的に雲泥の差がある。
これは、自分がケチだからなのかと思っていたけど、どうやらそう感じるのは自分だけではないらしい。


無料というのは、使う方としてはとてもうれしいけれど、提供する側としては、「満足感」や「報酬」などの見返りがなければ、提供し続けるのは難しいだろう。

「フリーは魔法の弾丸ではない。無料で差し出すだけでは金持ちにはなれない。フリーによって得た評判や注目を、どのように金銭に変えるかを創造的に考えなければならない。」(p.311)

■「フリー」公式サイト - フリーミアム.jp
http://www.freemium.jp/

(2010/05/20 読了)


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