「歌川国芳 奇と笑いの木版画」@府中市美術館

Posted by localpocky on 04.2010 アート   0 comments   0 trackback




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浮世絵師、歌川国芳(うたがわ くによし)の美術展。
浮世絵をまじまじと見るのは、これが初めての機会です。

会期終了間際に、滑り込みセーフで見に行ってきました。
終了間際だからか、かなり混んでいましたよ。

歌川国芳は、例によって「美の巨人たち」(2006年10月14日放送) でその存在を知りました。なんでも、一風変わった浮世絵を描いた人だそうで…。

幕府の「天保の改革」による質素倹約で、遊女の絵や役者の似顔絵を描くことが禁止されてしまい、庶民の貴重な娯楽であった浮世絵の世界はピンチに。
そんな中、ならばと役者の顔を猫やガマガエルに置き換えて見せた国芳。
タイトルも、
「仮名手本忠臣蔵(かなでほん ちゅうしんぐら)」ならぬ
「蝦蟇手本ひやうきんぐら(がまでほん ひょうきんぐら)」。
実に痛快ではありませんか。

「美の巨人たち」は、動物を擬人化して描いた「戯画」が多く紹介されていましたが、今回の美術展では、美人画などの「普通」の浮世絵も多く展示されていました。普通の絵もいっぱい描いていた人だったのね…。

風景画や、歴史上のワンシーンの絵もたくさんありました。
迫力のある構図など、どれも一工夫凝らされていて、凡人ではなかったことをうかがわせます。

国芳は「猫よし」とも言われたほど、無類の猫好きだったとのこと。
できれば、もう少し猫の絵をたくさん見たかったなぁ。

美術展での最後の1枚は、国芳で最も有名な作品と思われる、「みかけはこわいが とんだいい人だ」。

100504_2.jpg

一見ただの人の顔に見えますが、よく見ると、たくさんの人間が一つの顔を形作っているのです。
なんとも奇妙な絵。普通の絵師ではなかったことは、この1枚の絵を見るだけでも分かりますね。

会期は 5/9(日) までです。

■府中市美術館 - 歌川国芳 奇と笑いの木版画
http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/kuniyoshi/index.html

■美の巨人たち - 歌川国芳「猫のすゞみ」(2006年10月14日放送)
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/f_061014.htm


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