「僕はこういう物語が大好き」三谷幸喜が過去の作品を丁寧に振り返るロングインタビュー:【読書メモ】三谷幸喜 創作を語る/三谷幸喜・松野大介 共著

Posted by localpocky on 01.2014 書評/読書メモ   0 comments   0 trackback




140201 mitani
三谷幸喜 創作を語る


この本は、彼がいなければ成立しませんでした。もちろん僕がいなくても成立しませんでした。
(p.3 はじめに/三谷幸喜)

2013年11月刊。
徹底して「振り返らない」タイプだと言い切る三谷幸喜が、自分の今までの作品を丁寧に振り返ったロングインタビュー。

12時間以上のインタビューをたった2週間で本にまとめたという、なかなかすごい本。
中身はボリュームぎっしりで、読み応えは十分です。

本書に出てくるのは、『やっぱり猫が好き』『12人の優しい日本人』『古畑任三郎』『王様のレストラン』『ラヂオの時間』『みんなのいえ』『HR』『新選組!』『THE 有頂天ホテル』『ザ・マジックアワー』『ステキな金縛り』『清須会議』『大空港2013』などなどの20作品。

劇団時代、テレビドラマ、大河ドラマ、そして映画。
各作品の構想や狙いといった「創作の背景」を、三谷さんが丁寧に熱く語っています。

「あまり成功しなかった」という言葉がよく出てくるのが、ちょっと意外でした。
『HR』(2002~2003年)なんて、あんなに面白くて新しい試みだったのに、視聴率的には失敗だったというのは残念。

ところどころで「~という話が大好き」と語っていたのが印象的だったので、以下にまとめておきます。

<引用メモ>
敵だと思ってた人物が突然味方についてくれたり、すごく弱い立場だったヤツが力をつけて、最後に強大な敵がひるがえる瞬間の高揚感だとか、本当にもうダメだと思った主人公を意外な人が助けて盛り上がる話が大好きで、それを自分なりにやってみた。
(p.50 12人の優しい日本人)

若者たちとレストランを再建していく、という三谷さんの好きな、みんなが集団の中でがんばり自分を取り戻す話。
(p.78 王様のレストラン)

これは僕の好きな「チーム・集団で何かに挑む」という設定。香取慎吾さんが主人公だけど、彼ひとりが主役じゃない。旗揚げメンバーの7人が全員主役。
(p.145 新選組!)

何度か言ってるように僕は偽物が本物を倒す物語が大好きで、(中略)売れない役者が本物のギャング抗争に巻き込まれていくうちに大活躍するという設定にした。
(p.187 ザ・マジックアワー)

(2014/01/24 読了)


三谷幸喜 創作を語る

三谷 幸喜,松野 大介
講談社 2013-11-15
売り上げランキング : 19990
by ヨメレバ


このブログの更新情報を、
RSSフィード RSSFacebookページ FacebookページGoogle+ページ Google+ページTwitter Twitter で流しています。
もし記事を気に入ってくださいましたら、ご覧いただけるとうれしいです!





同じカテゴリの関連記事

  • お名前
  • タイトル
  • メールアドレス
  • URL

  • password
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://nishi248.blog60.fc2.com/tb.php/1147-181078ce

プロフィール

localpocky

Author:localpocky
電車好きを返上して、にわかに興味が出てきたのが野鳥。姿を見たり鳴き声を聞くと和みます。好きな鳥はハクセキレイ。カワセミを一度この目で見てみたいです。
読書は1週間に1冊のペース。図書館も愛用しています。
2007年にMacにスイッチ。iPhoneも活躍中。
ささやかな楽しみは、手挽きのミルで豆を挽いてコーヒーを入れること。自分で入れたコーヒーはおいしい!
ブログの紹介など → こちら

HSタグクラウド

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

検索フォーム

トラックフィード

track feed リンク元サイト