落語で知った日本語: 「因業(いんごう)」志の輔らくごで知りました

Posted by localpocky on 17.2013 ことば/日本語   0 comments   0 trackback
Tag :落語




130117 hockshop

立川志の輔の新春恒例の落語会「志の輔らくご in PARCO 2013」を聴きに、渋谷のパルコ劇場に行ってきました。

その中での2席目が、「質屋暦」という新作落語。
明治初期、暦が旧暦(太陰太陽暦)から新暦(太陽暦)に変わる狭間で、人々の混乱の一コマを描いた、志の輔さんオリジナルのお話です。

明治政府により、明治5年12月2日 の次の日が 明治6年1月1日 になることが、1ヶ月前に突然発表。(これは実話)
そのため、質屋への返済期限が急に早まってしまい、大慌て。
日数が短くなった分だけ返済額を減らすか、返済期間を延ばしてもらえないかと申し入れるも、強欲な質屋には頑として聞き入れてもらえず…。といった内容です。


この噺の中で、「因業(いんごう)な質屋」という言葉が繰り返し出てきました。
その質屋のことを、町の人たちはこう呼んでいるんです。

「因業(いんごう)」という言葉は初めて聞きました。
「あの、因業な質屋め!」というような使い方だったので、悪い意味の形容詞なのでしょう。

さっそく国語辞典で調べてみました。
なお、漢字で「因業」と書くということは、辞書で調べてから分かったことです。

いんごう【因業】[名・形動]
1 仏語。何らかの結果を生む原因になる行為。また、因と業。
2 《前世の悪業が原因で招いた性格や運命の意から》
①頑固で思いやりのないこと。また、そのさま。「―なやり方で借金を取り立てる」
②宿命的に不幸なこと。また、そのさま。
「―な生れだなあ」〈有島・或る女〉
(大辞泉より)
いんごう【因業】
〔仏教で、報いの原因となる悪い行いの意〕
自分の都合ばかりを主にし、借金の取立てなどをして、全く人情味の無い様子。
(新明解国語辞典 第7版(2012年)より)

どちらの辞書の例文にも、借金の取り立てが登場していますね。
落語でも質屋に対して使われていたところを見ると、お金がらみの無慈悲な行いに使うのに適した言葉なのかもしれません。


ところで、「因業」で Google 検索すると、「因業屋」という名前のおそば屋さんがたくさんヒットしました。
辞書で意味を知った後に見ると、なんともすごい店名ですね…。

因業屋 いんごうや - 川口/そば [食べログ]


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