[読書メモ] 有栖川有栖の長編デビュー作を20年ぶりに Kindle で再読/『月光ゲーム』有栖川有栖

Posted by localpocky on 07.2013 書評/読書メモ   0 comments   0 trackback





月光ゲーム: 1 (江神シリーズ)


1989年刊。1994年文庫化。2012年1月 Kindle 版。
本格ミステリ作家、有栖川有栖の長編デビュー作。今から24年前の作品です。

先日発刊された、江神シリーズ(学生アリス)の短編集『江神二郎の洞察』を読んだのがきっかけで、20年ぶりぐらいに再読しました。
読書メーターで他の方が書いた感想を見ていると、同じようにこの短編集を読んで『月光ゲーム』を読み直している人、大勢いるみたいですね。

短編集の読書メモでは、
「短編は『推理ゲーム』のような軽めのタッチの話が多く、気楽な感じで読めます」
と書きましたが、本作のほうは打って変わって、なかなかヘビーなストーリーです。

夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々――江神部長や有栖川有栖らの一行を、予想だにしない事態が待ち構えていた。矢吹山が噴火し、偶然一緒になった三グループの学生たちは、一瞬にして陸の孤島と化したキャンプ場に閉じ込められてしまったのだ。その極限状況の中、まるで月の魔力に誘われでもしたように出没する殺人鬼。その魔の手にかかり、ひとり、またひとりとキャンプ仲間が殺されていく……。いったい犯人は誰なのか? そして、現場に遺されたYの意味するものは何?
(あらすじ location 5)

一堂に会する 17 人もの登場人物。
ダイイングメッセージあり、「読者への挑戦」あり、そして青春ドラマあり。
何というか、そこかしこに初々しさが感じられます。いい意味で、ね。

再読ではありますが、いかんせん20年ぶり。
「山が噴火する」という以外は、ストーリーを全く覚えていませんでした…。
短編集の中に出てきた「あの夏の心の傷」というのは、このことだったんですね。

ところで、今回の再読は Kindle 版で読みました。
自宅では iPad で、通勤途中には iPhone で。
小さな画面でも意外に快適に読めちゃうものですね。
しおりやハイライトの機能も便利。
ハイライトした部分を Web で一覧で見れるのも、何かと重宝しそうです。

学生アリスシリーズは『孤島パズル』『双頭の悪魔』『女王国の城』まで Kindle 化されています。
もし単行本や文庫を持っていないのであれば、Kindle 版が手軽でいいかもしれません。

月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫)

有栖川 有栖
東京創元社 1994-07
by ヨメレバ
(2012/12/06 読了)


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