[読書メモ] デパ地下の和菓子屋が舞台の、ほのぼの系ミステリー/『和菓子のアン』坂木 司

Posted by localpocky on 06.2013 書評/読書メモ   0 comments   0 trackback





和菓子のアン (光文社文庫)


2010年4月刊。2012年10月文庫化。
デパ地下の和菓子屋さんを舞台にした、ほのぼの「日常の謎」系ミステリー。

軽妙なタイトル、かわいらしい表紙。
そして、帯の「読書メーター 心に残った本ランキング(2011年)第1位!」という言葉に惹かれて思わず手に取りました。読書メーターを愛用しているので。

主人公は、高校を卒業して、進学も就職も選ばなかった 18 歳の女の子。
そんな彼女が、デパ地下の和菓子屋さんでバイトを始めることに。
そして、彼女にはある特徴がありまして…。

そう。はっきり言って私は太ってる。サイズLがぱつんぱつんのデブ。でも自分の体型と望まれるキャラクターを自覚してるから、いじめられたことはない。(p.11)

軽いタッチの一人称。
主人公の和菓子の知識が増えてきた後半から、がぜん面白くなってきました。

五話中の三話目「萩と牡丹」が特にいいですね!
和菓子の蘊蓄がたくさん出てきて、この本の中で要となるストーリーになっています。

「これがミステリー?」って思う方もいるかもしれませんが、抜群に読みやすいので、軽い気持ちでさらりと読めます。オススメです。

<引用メモ>
良いとか悪いとかじゃなくて、後にならないとわからないことが世の中にはある。それはたとえば私が進学も就職もせず、この店に入ったこと。友達に今はどうなの、と聞かれてもまだ答えることができない。ただ前に進むだけだ。(p.78)
「子供の味覚が最大公約数なのは、仕方のない話よ。だって、人間の体には高カロリーなものをおいしいと判断する部分があるんだから」
「そうなんですか」
「そうよ。だから砂糖と油脂、塩と油脂、そして炭水化物と油脂っていう組み合わせをまずく感じる人なんていないわ」(p.232)

和菓子のアン (光文社文庫)

坂木 司
光文社 2012-10-11
by ヨメレバ

(2012/12/14 読了)


このブログの更新情報を、
RSSフィード RSSFacebookページ FacebookページGoogle+ページ Google+ページTwitter Twitter で流しています。
もし記事を気に入ってくださいましたら、ご覧いただけるとうれしいです!





同じカテゴリの関連記事

  • お名前
  • タイトル
  • メールアドレス
  • URL

  • password
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://nishi248.blog60.fc2.com/tb.php/1102-65568f2c

プロフィール

localpocky

Author:localpocky
電車好きを返上して、にわかに興味が出てきたのが野鳥。姿を見たり鳴き声を聞くと和みます。好きな鳥はハクセキレイ。カワセミを一度この目で見てみたいです。
読書は1週間に1冊のペース。図書館も愛用しています。
2007年にMacにスイッチ。iPhoneも活躍中。
ささやかな楽しみは、手挽きのミルで豆を挽いてコーヒーを入れること。自分で入れたコーヒーはおいしい!
ブログの紹介など → こちら

HSタグクラウド

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

検索フォーム

トラックフィード

track feed リンク元サイト