[読書メモ] 師匠への愛情あふれる追悼エッセイ『談志のことば』/立川志らく

Posted by localpocky on 19.2012 書評/読書メモ   0 comments   0 trackback
Tag :落語





談志のことば


2012年3月刊。
立川談志が亡くなる前後のエピソードを中心にまとめられた追悼エッセイ&名言集。

冒頭で、
「この本は談志と志らくを知っていることを大前提に書かれている。
つまりふたりに対する知識がない人が読んだらなんだかわからない。」
と書かれていますが、よく知らない私が読んでも面白かったです。

師匠との思い出話の数々。ほほえましい。
志らくさんは、師匠のことが本当に大好きなんですね。
愛情があふれています。

立川談春が書いた自叙伝『赤めだか』もよかったですが、この本もいいですよ!

落語界のルールで
・後輩は(自分の師匠でなくても)真打ちを「師匠」と呼ばないといけない
・弟子は客席から師匠の落語を見てはいけない
というのは、この本で初めて知りました。

<引用メモ>
師匠が落語界の会場まで来たのに怒って落語をやらずに帰ってしまったということが何度かあった。それはプライドが傷つけられたからなのだ。単に気まぐれで帰ってしまったらそれは頭がおかしいだけ。(中略)駆け出しの芸人ならいざ知らず、天下の談志が随分軽く見られたもんだと師匠は傷つき、これ以上ここにいるともっと傷つく可能性があるから、それで帰るのだ。
(p.40「プライド料をよこせ」)
現代の落語家は落語に自我を入れている。己の言葉、感覚で喋る落語家に人気が集中しているのだ。(中略)中心になっているのは自我を出す落語家だ。それが良いとか悪いとか言っているのではない。現状はそうだということ。その最先端にいたのが談志。
(p.52「俺は自分が偽物だとわかっているから本物なんです」)
(2012/08/18 読了)


■2012/08/20 追記:
著者の志らくさんからコメントをいただきました。ありがとうございます!
『雨ン中の、らくだ』も読みます!


談志のことば

立川志らく
徳間書店 2012-03-24
by ヨメレバ


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