[読書メモ] ストーリー仕立ての自己啓発本「希望をはこぶ人」(アンディ・アンドルーズ著)

Posted by localpocky on 26.2012 書評/読書メモ   0 comments   0 trackback
Tag :ストーリー仕立ての自己啓発本





希望をはこぶ人


2011年4月刊。
原題は "The Noticer"。直訳すると「通知する人」でしょうか。
ストーリー仕立ての自己啓発本です。

―人生に助けが必要になったとき、どこからともなく彼が現れる。
彼の名はジョーンズ。いつもトランクを持ち歩いている、不思議な老人。
彼は「別の物の見方」というヒントを与えてくれる。
彼と会話を交わした人々は、再び生きていくための希望を手に入れる。
彼が教えてくれた「物の見方」を思い出しながら…。

とても読みやすい本です。グイグイ引き込まれます。
それなりに厚みがある本ですが、行間が広いので、意外に早く読み終えられます。

「愛情表現には『方言』があり、その方言は人によって違う」というのは、なるほどなと思いました。
この「愛情表現」という言葉は「コミュニケーションのための表現」と言い換えることもできますね。

「愛情表現の『方言』は4つある。(中略)それが正しいか間違っているかという問題ではなく、その人はそういう『方言』しか知らないということなんだよ。(中略)だから、相手に幸せでいてもらうためには、君はその『方言』を学んで実践しなければならない。」
(p.63 第3章「愛情の表現」)


「夫婦の関係にかぎらず、4つの『方言』を知っていると何かと役に立つからね。相手がどんな『方言』の使い手かどうかを見抜けるようになれば、親子、友人、職場の同僚、どんなシーンでもうまくコミュニケーションが取れるようになるよ。
(p.68 第3章「愛情の表現」)




ストーリー仕立ての自己啓発本のいいところ


ストーリー仕立ての自己啓発本というと、『夢をかなえるゾウ』や『自分の小さな「箱」から脱出する方法』を思い出します。

ストーリー仕立ての自己啓発本って、好きなんです。
これらの本のいいところは、ストーリーがあるので読みやすいことと、基本的にテーマが1本に絞られているところ。
普通の自己啓発本は、細かく章に分かれていて、次から次へと畳み掛けるような印象を受けます。
いいことはたくさん書かれているのですが、それぞれがバラバラで、ところどころが記憶に残る感じ。

それに対して、ストーリー仕立ての自己啓発本は、主題がストーリーに沿って1本の太い幹に集約されているので、読んでいても疲れずに、安心して読むことができます。
読了後も、ストーリー全体がひとつのまとまりとして記憶に残るような感じです。


おわりに


ところで、この本には、ちょっとしたサプライズが。
巻末の著者紹介には、こんなことが書かれています。
「高校卒業後、両親を相次いで失ってホームレス生活を送っていたが、1人の老人との出会いをきっかけに自暴自棄な態度を改め、人生を前向きに切り開く。」
これって、この本の第1章の話とまったく同じじゃないですか!
読み返して見ると、第1章のエピソードの主人公の名前は、著者の名前と同じ「アンディ」。
このエピソードは、実話だったんですね…。

<引用メモ>

絶望しているとき、何よりも必要なのは物の見方です。視点を変えると心が落ち着き、心が落ち着くと明晰に考えることができ、明晰に考えることができると新しいアイデアが浮かんできます。そのアイデアが答えをもたらすのです。
(p.236 第10章「希望という名の贈り物」)


(2012/02/21 読了)

希望をはこぶ人

アンディ・アンドルーズ
ダイヤモンド社 2011-04-15
by ヨメレバ



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