[読書メモ] 映画『ステキな金縛り』の舞台裏: 「監督だもの 三谷幸喜の映画監督日記」

Posted by localpocky on 12.2011 書評/読書メモ   0 comments   0 trackback




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2011年11月刊。
映画『ステキな金縛り』の、詳細な製作ドキュメント。
きっかけは、三谷さんのこのツイート。

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撮影期間中に行われた、三谷幸喜監督へのロングインタビューがメイン。
そのところどころに、キャストやスタッフのコメントが差し込まれています。
いたって真面目な本です。かなり読みごたえのある本です。
この本自体には、笑いの要素はあまりありません。写真もほとんどありません。

この本を読むなら、『ステキな金縛り』を見終わった後に、なるべく早く読んだ方がいいです。
そのほうが、「あのシーンはこうやって撮影されたのか…」と、映画と紐付けながら楽しめます。
逆に、映画を見ていない(または忘れている)状態で読んでも、たぶん楽しくないんじゃないかな…。

「舞台は次の日にやり直せるけど、映画の撮影はその場限り」
「舞台はストーリー通りに進むけど、映画の撮影は話が前後する」
といった、舞台と映画の違いについての話が、たびたび登場します。

三谷さんにとって、この映画の大きな課題は「カットを割る」ということだったそうで。
映画監督として、いろいろと苦心されている様子が伝わってきます。

ところで、この映画、なんと公開の1年前には、もう撮り終わっていたんですね。
編集作業があるとは言え、何か訳でもあったんでしょうか…。

■引用メモ

舞台と映画の違いは、舞台は今日うまくいかなくても明日やれる。本番が始まって、初日うまくいかなくても2日目があって3日目があって、ってやり直しができるじゃないですか。映画は一回フィルムに収めちゃうともう直せない。それ以上のものはできない怖さがあるんですけれど、逆に完璧な、すごく良いものができた瞬間にフィルムで撮るとそれがずっと残るわけで、舞台ではそうはいかないんですよね。すごくいいものができても、明日それができるとは限らない。(p.155)


(2011/12/11 読了)

監督だもの 三谷幸喜の映画監督日記

三谷 幸喜(話)
マガジンハウス 2011-10-27
by ヨメレバ



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