本屋さんが本をぐっと選びやすくしてあげる方法: 【読書メモ】本の逆襲/内沼 晋太郎 著

Posted by localpocky on 05.2014 書評/読書メモ   0 comments   0 trackback
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本の逆襲 (ideaink 〈アイデアインク〉)


『本の逆襲』という本書のタイトルは、ベストセラーとなった『だれが「本」を殺すのか』や『電子書籍の衝撃』といった、ネガティブな言葉で煽りを効かせたタイトルへのアンチテーゼでもあります。大家を前にして恐れ多いですが、こうした本が人々から「本屋」であろうとすることと遠ざけた罪は、わりと重いのではないでしょうか。(p.175)

2013年12月刊。
著者の現在の肩書は「ブック・コーディネイター」。
「出版業界の未来は暗いかもしれないが、本の未来は明るいんだ!」という強いメッセージ。

最近、何かとネガティブな言葉で語られることの多い、本の未来。
でも、例えば「本の定義を拡張して考える」ことや、「読者の都合を優先して考える」ことで、「本」そして「本屋」の可能性はまだまだ広げられるということを、著者が立ち上げた一風変わった街の小さな本屋さんで実践されています。

人に本を紹介するときに「本にまつわる多すぎる情報をひとつに絞る」「一節を引用して切り出して流通させる」という方法は、とても参考になりました。

<引用メモ>
「本にまつわる多すぎる情報をひとつに絞る」ことによって、本はぐっと選びやすくなります。(中略)なかでも「引用されたフレーズ」は、他の情報と違い、それ単体でも力を持ちます。うまい引用は、その引用箇所だけで面白い。(p.30)

紙がいいとかデジタルがいいとか、ネット書店がいいとかリアル書店がいいとか、大きな書店がいいとか小さな書店がいいとかではなく、電子書籍も、ネット書店も、大型書店も、小さな街の書店も全部、気分や目的によって使い分けられることこそ、最も豊かな未来であるということです。全部、なくなってほしくない。(p.138)
(2014/03/30 読了)

本の逆襲 (ideaink 〈アイデアインク〉)

内沼 晋太郎 朝日出版社 2013-12-11
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by ヨメレバ

  

プロフィール

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Author:localpocky
電車好きを返上して、にわかに興味が出てきたのが野鳥。姿を見たり鳴き声を聞くと和みます。好きな鳥はハクセキレイ。カワセミを一度この目で見てみたいです。
読書は1週間に1冊のペース。図書館も愛用しています。
2007年にMacにスイッチ。iPhoneも活躍中。
ささやかな楽しみは、手挽きのミルで豆を挽いてコーヒーを入れること。自分で入れたコーヒーはおいしい!
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