ゆで卵の難しさ、そして離婚。[読書メモ]『三谷幸喜のありふれた生活10 それでも地球は回ってる』/三谷幸喜

Posted by localpocky on 27.2012 書評/読書メモ   0 comments   0 trackback

三谷幸喜のありふれた生活10 それでも地球は回ってる


2012年9月刊。
もう10年間続いている、三谷幸喜の連載エッセイ。
掲載期間は、2010/04/30~2011/05/26。

とびきり面白いというわけではないけれど、読んでいるとやっぱり面白い。
ほのぼのした文体と、和田誠さんのイラストにほっこり。
シンプルな線なのに、どうしてここまで似せられるのか、不思議。

今回の大きなできごとは、生誕50周年記念大感謝祭、東日本大震災、木にぶつかり頭部大出血、そして離婚。
巻末には、大竹しのぶとの離婚対談つき。

「ゆで卵七分間の憂鬱」が妙に印象に残った。
「ホテル暮らしは本当に面倒臭い」と三谷さん。そういうものなのかな。

<引用メモ>
ホテルの料理はカロリーが高いので、ゆで卵にする。固さを聞かれたので「沸騰したお湯に入れてから七分でお願いします」。
長年ゆで卵を作り続けて、ついに辿り着いた、それがベストタイム。(中略)ポイントは水の状態から卵を入れるのではなく、沸騰してから投入すること。なぜなら、水が沸騰するまでの時間は、火力や鍋の大きさによってまちまちなので、理想の固さに仕上がらない危険性があるのだ。
到着したゆで卵を割ってみると、白身はプルプル、黄身はトロトロの最高の状態だった。
(p.108「ゆで卵七分間の憂鬱」)
頭の怪我は小さくてもかなり出血するらしい。すぐに縫合することになる。縫い合わせるのかと思ったら、ホチキスで留めるという。気が遠くなった。(中略)
ホチキスというけれど、まさか文房具のあれではないだろう。医療機器だけど、たまたま似ているからホチキスと、この先生は呼んでいるのに違いない。そう思って物を見たら、本当にホチキスだった。「先に麻酔をお願いします」
(p.157「初救急車とホチキス」)
(2012/10/25 読了)

三谷幸喜のありふれた生活10 それでも地球は回ってる

三谷幸喜
朝日新聞出版 2012-09-20
by ヨメレバ

■関連する本
[読書メモ] 三谷幸喜のありふれた生活9 さらば友よ/三谷幸喜 - localpocky's reports
[本] 三谷幸喜のありふれた生活8 復活の日/三谷幸喜 - localpocky's reports


  

プロフィール

localpocky

Author:localpocky
電車好きを返上して、にわかに興味が出てきたのが野鳥。姿を見たり鳴き声を聞くと和みます。好きな鳥はハクセキレイ。カワセミを一度この目で見てみたいです。
読書は1週間に1冊のペース。図書館も愛用しています。
2007年にMacにスイッチ。iPhoneも活躍中。
ささやかな楽しみは、手挽きのミルで豆を挽いてコーヒーを入れること。自分で入れたコーヒーはおいしい!
ブログの紹介など → こちら

HSタグクラウド

カレンダー

09 | 2012/10 | 11
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

検索フォーム

トラックフィード

track feed リンク元サイト