[読書メモ] 有栖川有栖の新シリーズ1作目「闇の喇叭」/有栖川 有栖

Posted by localpocky on 01.2011 書評/読書メモ   0 comments   0 trackback
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2011年9月刊。
有栖川有栖の長編ミステリー、「探偵・ソラ」シリーズ第1作。
タイトルは「やみのらっぱ」と読みます。

現代の日本と似たような歴史を持つ、パラレルワールドの日本が舞台。
召和(しょうわ)21年 (1946年)、広島に1発目、長崎に2発目の原子爆弾が投下される。
そして、その9日後、3発目が京都に投下される。
終戦後、沖縄はアメリカの、北海道はソ連の統治下に入る。
その翌年、北海道以北は日本から独立し「日ノ本共和国」と名乗って日本と対立する。
物語は、それから60年経った、平世(へいせい)の時代の日本で始まる…。

実は、図書館の予約の関係で、2作目の「真夜中の探偵」から先に読んでしまったんですよ。
結論から言うと、やっぱりちゃんと1作目から読むべきでしたね…。
1作目を読むことで、2作目を読んだときに感じた違和感が、だいぶ緩和されました。
ミステリーっぽさは、1作目の本作の方が断然上です。

独特の暗い世界観は、免疫ができていたので、前ほどは気にならなかったかな。
「真夜中の探偵」では叶わなかった父と娘の会話が、この本にはいっぱい出てきます。
エンディングは何とも救われないような感じで、やるせないですね…。

「真夜中の探偵」は、有栖川有栖作品にしてはめずらしく、いつも楽しみにしている「あとがき」が無かったのですが、本作「闇の喇叭」のあとがきを読んで、その理由が分かりました。

2012年の春に、早くも3作目が予定されているとのこと。
期待しています!

(2011/10/28 読了)

闇の喇叭

有栖川 有栖
講談社 2011-09-15
by ヨメレバ



  

プロフィール

localpocky

Author:localpocky
電車好きを返上して、にわかに興味が出てきたのが野鳥。姿を見たり鳴き声を聞くと和みます。好きな鳥はハクセキレイ。カワセミを一度この目で見てみたいです。
読書は1週間に1冊のペース。図書館も愛用しています。
2007年にMacにスイッチ。iPhoneも活躍中。
ささやかな楽しみは、手挽きのミルで豆を挽いてコーヒーを入れること。自分で入れたコーヒーはおいしい!
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