[本] 無駄学

Posted by localpocky on 05.2009 書評/読書メモ   0 comments   0 trackback
無駄学 (新潮選書)

西成 活裕
新潮社 2008-11
by ヨメレバ

「渋滞学」の西成先生による、その続編とも言える本。

「渋滞は社会の無駄」という着想から生まれた「無駄学」。「無駄とは何か」という大命題から、「詰め過ぎ」といった具体的で身近な内容まで、とことん無駄について考えていきます。

無駄か否かというのは、主観的な判断によるところが大きいと思いますが、そこを
・インプットに見合うアウトプットが得られているか?
・「目的」と「期間」という二つをあらかじめ定め、その範囲で考える
などといった一定の基準を設けることで、客観的に無駄を見極めるための物差しが提示されています。

「しょう油のかけすぎ」で、習慣によるかけ過ぎと、間違ってしょう油をかけすぎてしまった場合との比較が面白かったです。フタがポロッと取れて料理が台無しになってしまった光景が目に浮かびます…。

また、主題である無駄に関する内容の合間に、自己啓発書に載っているような内容もときどき出てきて、気づきを得ることができました。

「知識と経験の両方が伴っている人は強い。何事も事前に検討しすぎると、リスクが強調されてしまい、やらない方がいいという結論になってしまう。また、誰かが経験してうまくいったところだけを教えてもらえれば効率がよい、と考えている人には一生知恵はつかない。」(P.186)

(2009/06/30 読了)


  

プロフィール

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Author:localpocky
電車好きを返上して、にわかに興味が出てきたのが野鳥。姿を見たり鳴き声を聞くと和みます。好きな鳥はハクセキレイ。カワセミを一度この目で見てみたいです。
読書は1週間に1冊のペース。図書館も愛用しています。
2007年にMacにスイッチ。iPhoneも活躍中。
ささやかな楽しみは、手挽きのミルで豆を挽いてコーヒーを入れること。自分で入れたコーヒーはおいしい!
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