矛盾した日本語: 「最近の予定」って、過去のこと? 未来のこと?

Posted by localpocky on 08.2013 ことば/日本語   0 comments   0 trackback
130808 lately schedule 01
とある Web ページにて。
カレンダーの横に「最近の予定」という見出しがあり、その下には、この先1週間の予定が表示されるようになっていました。

この「最近の予定」という見出しを見たとき、何となく違和感が…。
「最近」というのは過去のことに対して使う言葉で、未来のことに対しては使わないのではないか? と思ったんです。

「最近のこと」と言ったら、過去に起こったことを指しますよね?
「最近の予定」ではなく「今後の予定」や「直近の予定」などの表現のほうがふさわしいのではないか、と思いました。

気になったので、「最近」と「予定」をいくつかの辞書で調べてみました。



誤植かと思った日本語:「覚えめでたい」- 池上彰さんが敢えて使った言葉の意味を探る

Posted by localpocky on 10.2013 ことば/日本語   0 comments   0 trackback
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池上彰さんの『学び続ける力』という新書本を読んでいたら、おやっと思う表現に遭遇しました。これです。

それまで同国(ミャンマーのこと)にはタンシュエという独裁者がおり、(中略)テインセインが大統領に選ばれました。テインセインは、軍事政権の中枢部にいた人で、タンシュエの覚えめでたい後継者です。

『学び続ける力』池上彰 著 (p.111)

最後の「覚えめでたい」って、何?
最初は誤植かと思ったのですが、そのすぐ後に、また同じ表現が出てきました。

韓国の場合も、軍事政権だった全斗煥(チョンドウファン)政権の後、盧泰愚(ノテウ)は、全斗煥の覚えめでたい部下として、民政移管して大統領になりました。

『学び続ける力』池上彰 著 (p.113)

初めて見る「覚えめでたい」という表現。
どこで区切ったらいいのかさえ、ピンと来ません。
「覚え | めでたい」?
それとも「覚えめで | たい」?

とりあえず、「覚え」を複数の辞書で引いてみました。



実は間違っている日本語: 「ご乗車いただきまして、ありがとうございます」

Posted by localpocky on 26.2013 ことば/日本語   0 comments   1 trackback
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何かの記事で、
「ご乗車いただきまして、ありがとうございます」というのは誤りで、
「ご乗車くださいまして、ありがとうございます」というのが正しい、
ということが書かれていました。

私は、会社のメールなどでよく「○○いただきまして、ありがとうございます」と書くことが多いので、ギクッとしました。

気をつけて聞いてみると、駅のホームや車内放送では確かに
「ご乗車いただきまして」ではなく「ご乗車くださいまして」と言っていますね。

「いただきまして」でも「くださいまして」でも、どちらも間違いではないような気がしてしまうのは、私だけでしょうか…。
自分が間違った日本語を使っているのだとしたら恥ずかしいので、調べてみました。



落語で知った日本語: 「因業(いんごう)」志の輔らくごで知りました

Posted by localpocky on 17.2013 ことば/日本語   0 comments   0 trackback
Tag :落語
130117 hockshop

立川志の輔の新春恒例の落語会「志の輔らくご in PARCO 2013」を聴きに、渋谷のパルコ劇場に行ってきました。

その中での2席目が、「質屋暦」という新作落語。
明治初期、暦が旧暦(太陰太陽暦)から新暦(太陽暦)に変わる狭間で、人々の混乱の一コマを描いた、志の輔さんオリジナルのお話です。

明治政府により、明治5年12月2日 の次の日が 明治6年1月1日 になることが、1ヶ月前に突然発表。(これは実話)
そのため、質屋への返済期限が急に早まってしまい、大慌て。
日数が短くなった分だけ返済額を減らすか、返済期間を延ばしてもらえないかと申し入れるも、強欲な質屋には頑として聞き入れてもらえず…。といった内容です。


この噺の中で、「因業(いんごう)な質屋」という言葉が繰り返し出てきました。
その質屋のことを、町の人たちはこう呼んでいるんです。

「因業(いんごう)」という言葉は初めて聞きました。
「あの、因業な質屋め!」というような使い方だったので、悪い意味の形容詞なのでしょう。

さっそく国語辞典で調べてみました。


人前で読めなかった日本語:「概して」本当に自信を持って読めますか?

Posted by localpocky on 15.2012 ことば/日本語   0 comments   0 trackback
121115 01 iKnow InGeneral

英語学習サイト iKnow! で、"in general" の訳として
「一般に、概して」
と出てきました。

実は、「概して」って、自信を持って読めなかったんです。
何か難しい読み方をするような予感がして、人前で読むのは怖かったんですよね。
さらに言えば、意味もよく分かっていなかったし…。

国語辞典で調べてみました。


最近辞書に載った日本語:「真逆 (まぎゃく)」パソコンで漢字変換できますか?

Posted by localpocky on 12.2012 ことば/日本語   0 comments   0 trackback
121112 Dictionary

ある人から来たメールに「真逆」という言葉が使われていました。

返信するときに同じ言葉を使おうと思ったら、会社のパソコンでは「まぎゃく」が変換できない…。変換候補の中に「真逆」が出てきません。

ちなみに、自宅のパソコンでは、ちゃんと「真逆」と変換できました。
どうやら IME のバージョンによって、違いがあるようです。



使ったことのない日本語: 「件 (くだん)」みなさんは使いますか?

Posted by localpocky on 25.2012 ことば/日本語   0 comments   0 trackback
120925 kudanshita

ある人とのメールのやりとりにて。
「件の資料、こちらになります」
という文言がありました。

一瞬だけ「○○の件」の「○○の」の部分を書き忘れているのかと思ってしまいました。
そうではなく、「件 (くだん)」と書かれていたんですね。

自分だったら「表題の件の資料、こちらになります」などと書くところでしょうか。
自分では使ったことがない表現なので、国語辞典で意味を調べてみました。



意味を間違えていた日本語:「古来」は過去のことじゃなかった

Posted by localpocky on 10.2012 ことば/日本語   0 comments   0 trackback
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昨日書いた記事について、私の日本語の勘違いをご指摘いただきました。
感謝の意を込めて、またブログの記事にしてみます。

↓いただいたご指摘。

私は、辞書に「古来の用字は○○」と書かれていたのを、
「昔は○○と書いていたけど、今はそうじゃないよ」
という風に読み取ってしまいました。

でも、辞書を引いてみると「古来」というのは「昔のこと」だけを指すのではなく、「昔から今まで」のことを指すのですね。
今まで、意味を取り違えて理解していました。ああ恥ずかしい。(>_<)

こ‐らい【古来】
昔から今まで。古くから。副詞的にも用いる。
「―の伝統」「人生七十―稀なり」
(大辞泉より)
こらい【古来】
昔から現在に至るまでの各時代(を通じて、その傾向・事象が看取出来ること)。
「日本―の宗教 / 富士山を歌った詩歌作品は―極めて多い / ―〔=往年〕の姿は今なお失われていない / ―より〔=昔からずっと。本来は誤用〕対立し合ってきた二つの勢力」
(新明解国語辞典 第7版 (2012年) より)
こらい【古来】
大昔から現在に至るまで、その事が行われていることを表わす。(例文は省略)
(新明解国語辞典 第4版 (1993年) より)
(新解さんの解説、4版 と 7版 でかなり内容が変わっていますね)

つまり、辞書に書いてあった「古来の用字は○○」というのは、
「昔から今まで、習慣的に○○と書かれ続けていますよ」
というようなニュアンスだったんですね。

勉強になりました!


今日読めなかった漢字:「所謂」という書き方は、古風ではなく現代風?

Posted by localpocky on 10.2012 ことば/日本語   0 comments   0 trackback
how the chinese character 'horse' has been made
how the chinese character 'horse' has been made / torisan3500


他の人が書いた仕様書を見ていたら、さらっと使われていた漢字がこれ。
「所謂」。
読み方、分かりますか?

なんだか定番の漢字のような気がするのですが、読めませんでした。
いわゆる「難読漢字」ってやつでしょうか。

一瞬、「もちろん」の読むのかと思ったら、違いました。
「もちろん」は「勿論」ですよね。(^^;

辞書を引いてみると…
いわ‐ゆる【所謂】
〔連体〕世間一般に言われる。俗に言う。よく言う。
「―独身貴族」「これこそ、―瓢箪(ひょうたん)から駒というものだ」
(大辞泉より)
いわゆる【所謂】
(連体)世間で普通に言っている。
(新明解国語辞典 第7版 (2012年) より)

ついでに、ちょっと古い辞書でも調べてみました。
いわゆる
(連体)世間で普通に言っている。
[表記]古来の用字は「所謂」。
(新明解国語辞典 第4版 (1993年) より)

新解さんの 4版 と 7版 で表記が変わっているのが、興味深いところです。
以前は「古来の用字」だったものが、最新版ではその注意書きがなくなっています。
ということは、「所謂」は今は一般的な漢字になったということなのでしょうか…。

でも、この言葉を使うとき、私だったら必ず平仮名で書きますね。
誰にでも読みやすい文章を書くには、無理に漢字を使わないこと!
…まあ、自分で読めない漢字は、そりゃ使えませんよね。

■2012/05/10 追記:
上記の「古来の用字」の意味を勘違いしていました。詳しくはこちらの記事で。
意味を間違えていた日本語:「古来」は過去のことじゃなかった - localpocky's reports


自分では使わない日本語:「小職 (しょうしょく)」会社で使いますか?

Posted by localpocky on 25.2012 ことば/日本語   0 comments   0 trackback
うちの会社の人ではないのですが、やり取りしているメールを見ていると、
「ちょっと変わった言葉を使う人だな」
と感じる人がいます。

相手の会社の上司に対しても「様」ではなく「殿」を使っていたり。
(諸説あるようですが、私は「殿」という敬称は目上の人には使わないと教わりました)

その人がメールでよく使う言葉が、「小職」(しょうしょく)
「私」のように、自分のことを指す一人称の代名詞として使うようです。
例えば、「○○の場合は、小職までご連絡ください」のような感じでしょうか。

はじめてこの言葉を見たときに、「なんだか古風な言い回しだな…」と感じました。
年は若いんですけどね。ちょっと堅苦しい言葉を好んで使う人なのかな?

この「小職」という言葉、どういうニュアンスの言葉なのかを、辞書で調べてみました。

しょう‐しょく【小職】
〔名〕地位の低い官職。
〔代〕官職についている人が自分をへりくだっていう語。小官。

(大辞泉 より)
しょうしょく【小職】
〔官職についている人が〕役人としての自分をへりくだって表現する語。

(新明解国語辞典 第7版 より)


どちらの辞書にも「官職についている人が」という解説が付いていますね。
「官職」とは、「国の機関において、公務員が具体的な職務と責任をもって占める地位」(大辞泉より) とあります。
ということは、民間の会社員の人にはあまり向かない言葉ですね。

また、こちら↓のブログでは、「役職者が、自分の立場を謙虚に言う言葉」と書かれていました。
ある程度の役職がある人が、それをへりくだって使う言葉だとすると、役職のない人がこの言葉を使うのもおかしいということになっちゃいますね。

■小職の意味、読み方、使い方:意味ブロ - ちょっと難しい言葉の意味まとめ
http://whatimi.blog135.fc2.com/blog-entry-4.html


いずれにしろ、一般的なビジネスメールには、あまり使わない方がよさそうです。
普通に「私」や「自分」っていう言葉でいいと思うんだけどな…。


  

プロフィール

localpocky

Author:localpocky
電車好きを返上して、にわかに興味が出てきたのが野鳥。姿を見たり鳴き声を聞くと和みます。好きな鳥はハクセキレイ。カワセミを一度この目で見てみたいです。
読書は1週間に1冊のペース。図書館も愛用しています。
2007年にMacにスイッチ。iPhoneも活躍中。
ささやかな楽しみは、手挽きのミルで豆を挽いてコーヒーを入れること。自分で入れたコーヒーはおいしい!
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